Out of my tree

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ファーストインパクトってすごい。

歴史の長いバンドほど音楽性って変わっていきますよね。
ツェッペリンやストーンズもそうだし。
そして自分がそのアーティストの音源を手に取ったタイミング。
そこでの刷り込み効果は異常に強いと思うんですよ。
所謂リアルタイム世代なら1stアルバム最高!とか初期の音楽性が良かった!という認識になりやすく、後追い勢は今手にしたニューアルバムが最高で、昔の音源もまあいいかな?という認識に…なり易かったりするように思うんですよ。
回りくどいですが、何の話かというと。

まずはラッシュ(Rush)の話です。

1990年頃、当時の私は The Spirit of Radio くらいしか聞いたことがない状態。本当に何となく発売されたばかりの「Presto」を手にした。
ジャケットのうさぎがかわいいからしょうがないよね。
そして1曲目の Show Don’t Tell を聞いて衝撃を受ける。
「綺麗な音でロックしてる」という陳腐だけどそのままの感想だった。
そしてその勢いで少し歳の離れた洋楽好きの知り合いに、「ラッシュ初めて聞いたけど感動した!」と告げた(笑)

このあと何が起きたかはお察しの通りかもしれない。

その方はありがたいことにパーマネントウェイヴスまで遡って貸してくれた。が…正直なところ Presto を超えてくるアルバムはなかった…

そして話は冒頭に戻る。

1995年当時、私はジョン・サイクスのソロアルバム(Sykes名義) Out of My Tree に、正直ちょっと残念な気持ちになっていた。何度聞いてもどうも…ピンとこないというか…
そんなところにロック好きの後輩がやってきてこう告げたのだ。
「ジョン・サイクス好きでしたよね?ソロアルバム買ってみたんですけど滅茶苦茶いいですねこれ!」

私は衝撃を受けた。

ちょっと何言ってるかわからない。

そんな気持ち。

彼はブルーマーダーを聞いたことがないという。
思わずブルーマーダーのアルバム2枚を押し付けるように貸してしまった。
そして数日後。

何が起きたのかはお察しの通りかもしれない。

そのとき私は思った。
これは既視感じゃない。
そうだ、これがファーストインパクトというやつだった。

人の音楽観なんて、最初に何を聴いたかでだいたい決まるのかもしれない。

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